nTech Skate for Universal ALM
nTech Skate for Universal ALM
▶︎about ALM
汎用丸形のジュラルミン製マウスソールです。
直径6.8mm ソール厚さ1.0mm 1set 8個入。
本製品は一般的なソールの製造方法と異なることや、材料の影響によって一定でない場合があります。
▶エイジングについて
本品は削り出しソールなので、初期の表面には微細な切削痕(目に見えない小さなバリ等)があります。
切削痕が均され、滑り性が安定するまでに一定期間のエイジング(慣らし)が必要になります。特に初期のエイジング
(使用開始から2~4時間)ではマウスパッドの繊維へのダメージが考えらますので初期のエイジング中には不要になったマウスパッドや安価なマウスパッド等でのプレイを推奨いたします。
エイジング中はマウスパッド上を滑らせた時に少しザラザラした感触があるので、そのザラザラ感が消えたかどうかを初期エイジング完了の目安にしてください。
▶素材の滑り感
初動の軽さや滑走中の速度はPTFE製のソールから1〜2段階遅く、スピードとコントロールの中間程度の速さです。
エイジング後の滑り感はULTEMのようなドライでサラサラとした滑りよりは、PTFEに近いウェットでツルツルとした滑りです。
金属ならではの硬さがあるため、マウスパッドのテクスチャを樹脂系のソールよりも拾いやすいです。
アムンゼン織のような表面の凹凸が大きなマウスパッド、荒い平織りのマウスパッド、原糸の太いマウスパッドについてはソリッドな使用感が目立ちます。Speed形状ではそれがより顕著です。
基本的には目の細かい織物系や、密度の高い編物系の生地のマウスパッドがおすすめです。
耐久性について、初期のエイジングが終わってからは交換などを考えずにかなり長期間使えます。
静電気について、金属としての導電性があるので帯電しづらく、乾燥した環境や従来の樹脂やガラス製のソールでは静電気の問題が起きやすいマウスパッドで使用しても静電気でマウスパッドに張り付くようなこともなく、一貫した滑り性を維持できます。
重量について、一般的なマウスのデフォルトの面ソールが約2〜3g、ALM-Bは8点取り付けて約1g、PLZなどの樹脂製ソールは約0.8gなので、元の面ソールやPTFE製のソールと比較して重量が大幅に増えることはありません。
▶︎ALM-Bにおすすめのマウスパッド
・Quourer perseus premium(初期型)
コントロール系かつ中間層がある程度柔らかいマウスパッドに合わせるのが使いやすくオールランドな使用感になります。沈み込みによるブレーキを調整し易く、等速のチルエイム的なマウス操作のイメージを掴みやすいです。
・Artisan 雷電 Xsoft
スピード系のマウスパッドの場合は、生地の目が細かいものが良いです。軽い操作感が好きでフリック重視、XsoftであればBalanced形状でも十分沈み込みやすく止めやすいです。
・Artisan 疾風乙 mid
凹凸のある生地でダイレクトな操作感が好きという方は、素材の硬さによるダイレクトな操作感を一番感じやすいように思います。ただ、ALMの表面自体がウェットな滑り感なので、疾風乙のソリッド感はULTEMなどと組み合わせた時よりも弱めです。
▶同梱物
・両面テープ貼付け済マウスソール ×1
・クリーニング用アルコールパッド ×1
・取扱説明書(購入者限定DiscordサーバーQR付き) ×1
※輸送上の問題でアルコールパッドを同梱できない場合がございますので、ご了承くださいませ。
(上:同梱物)
▶︎エッジ処理
(上:Speed, Balanced, Flatの3種類の形状と、一般的なマウスソールの比較)
nTech SkateにはSpeed, Balanced, Flatの3つの形状があります。
Speed形状とBalanced形状についてはそもそもソール底面まで滑らかに繋がるドーム形状になっており、通常のソールのエッジに該当する部分がありません。
Flat形状では、エッジに該当する箇所はフラットな底面から引っ掛かりの無い滑らかな円弧として繋がっています。
▶︎Balanced形状、Speed形状、Flat形状の違い
(上:沈み込む深さのイメージ画像)
Speed形状
・沈み込み時にはロックがかかって一気に止まるイメージ
→速度の速いフリックの運動イメージが強い人向け
Balanced形状
・沈み込み時にはブレーキが徐々に減速されるイメージ
→等速のチルエイムの運動イメージが強い人向け
Flat形状
・沈み込みが小さくクリック時にも滑り感が変化しづらい
→脱力の意識が強く、抵抗感の変化が操作感に影響しやすい人向け。
▶︎貼り付け個数について
ソールを貼る個数を変えることによって、荷重に対する沈み込み(ブレーキ感)を調整することができます。4点であればブレーキ感強め、8点であればブレーキ感は弱めになります。
また、貼る個数が多いほどマウスパッド生地のテクスチャを拾いづらく、安定感のある操作性になります。
ただ、貼る個数を増やすと抵抗自体も増えていきます。
基本的には安定感と抵抗はトレードオフの関係になります。
3点:硬い中間層のマウスパッドでなければ使えませんが、マウスパッドのサーフェスを最もダイレクトに感じられます。可能な限り脱力して使うというよりは適度な力でマウスを支持しながら動かすタイプでなければ使えません。
4点〜6点:柔らかいマウスパッドでも使用可能で、シンプルに使いやすい使用感になります。沈み込みによるブレーキを基準にして個数を調整するイメージが良いです。脱力した状態で動かしてもマウスの底擦れも起こりません。
8点:安定感が高く、素材の滑走速度の違いが感じやすいです。マウスパッドや力の入れ具合を選ばず安定した使用感です。
▶︎6種類の素材と滑りの違い-SOFT/SOLIDとWET/DRY
(上:それぞれの使用感についてのマトリックス)
SOFT
- 素材自体が柔らかく、マウスパッド表面のテクスチャをあまり感じない
-滑走時や静止時の指先へのフィードバックがあまりないので、滑らかに動く感覚があります
SOLID
-素材自体が硬く、マウスパッド表面のテクスチャを感じやすいです
-滑走時や静止時の指先へのフィードバックが強く、ダイレクトな操作感があります。
WET
-水に濡れたタイルのようなイメージでスルスル滑る感覚です
-素材自体の潤滑性からくる、シルクのようなスルスル感です
DRY
-乾燥した肌のようなイメージでサラサラ滑る感覚です
-素材の接触面積の小ささからくる、リネンのようなサラサラ感です
▶︎6種類の素材と滑りの違い-初動と滑走中の速度比較
(上:それぞれの滑走速度)
Initial:初動
Sliding:滑走中